「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)【第2問】(49)~(50)

【第2問】 次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選びなさい。(問題文一部修正)

(49) 所得税の確定申告をしなければならない者は、原則として、所得が生じた年の翌年の( ① )から( ② )までの間に、納税地の所轄税務署長に対して確定申告書を提出しなければならない。
1) ① 2月1日 ② 3月15日
2) ① 2月16日 ② 3月15日
3) ① 2月16日 ② 3月31日

(50) 所得税において、青色申告者に損益通算してもなお控除しきれない損失の金額(純損失の金額)が生じた場合、その損失の金額を翌年以後最長で( )繰り越して、翌年以後の所得金額から控除することができる。
1) 3年間
2) 5年間
3) 7年間

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)

それでは、各問を検討していこう。
2023年5月実施の問題は、2022年10月1日現在施行されている法令等により出題されているが、正解及び解説は2023年4月1日現在施行されている法令等に基づいて執筆する。

(49)  2) ① 2月16日 ② 3月15日

所得税の確定申告書は、原則として所得があった年の翌年の2月16日から3月15日までの期間に自宅の住所地の所轄税務署に提出する。

(50)  1) 3年間

純損益の繰越控除とは、青色申告者が、毎年確定申告することで、純損失の金額を原則、翌年以降3年間にわたり、所得から控除することである。