今回のテーマは、「シャープレシオ」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)問題27

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)問題27

正解:1

それでは、問題文を検討していこう。
シャープレシオ」については、これまでに本ブログでも取り上げている。こちらから

シャープレシオ とは

リスクをとったことにより、どれだけ効率よく収益を上げられたかをみる指標である。数値が大きいほど効率よく収益を上げられたと評価できる。

シャープレシオ = $\frac{収益率-無リスク資産利子率}{標準偏差(リスク)}$

無リスク資産利子率」とは価格変動リスクのない預金の利率などのことである。

ファンドAのシャープレシオを計算すると、

$\frac{3.2%ー1.0%}{1.0%}$ = 2.2

ファンドBのシャープレシオを計算すると、

$\frac{12.0%ー1.0%}{5.0%}$ = 2.2

よって、ファンドAとファンドBの運用効率は同等であったと判断できる。

FP先生

「シャープレシオ」の計算問題は、本試験で頻出です。一見すると難しく感じますが、過去問などでよく練習しておけば、出題パターンがある程度決まっているので対応できますよ。

参考)’22~’23年版 最短合格2級FP技能士(きんざい)