今回のテーマは、「長期修繕計画作成ガイドライン(2)」である。

それでは、「令和4年度 管理業務主任者試験」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

令和4年度 管理業務主任者試験問題 【問 26】

【問 26】 次の長期修繕計画作成ガイドライン本文のうち、「はじめに( 2 )長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメントの必要性及び位置づけ②長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメントの必要性」の(ア)~(ウ)に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
建物等の劣化に対して適時適切に修繕工事等を行うために作成する長期修繕計画は、
ⅰ 計画期間
ⅱ 推定修繕工事項目
ⅲ (ア)
ⅳ 推定修繕工事費
ⅴ 収支計画
を含んだもので作成し、これに基づいて
ⅵ (イ)
の算出を行います。
長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメントは、長期修繕計画の標準的な様式を示し、長期修繕計画を作成・見直しするための基本的な考え方と長期修繕計画標準様式を使用しての作成方法を示すことで、計画の内容及び修繕積立金額の設定等について(ウ)で合意形成を行いやすくするために作成したものです。

(ア) (イ) (ウ)
1修繕周期修繕積立金の額区分所有者間
2修繕周期見直し期間理事会
3推定修繕施工者修繕積立金の額理事会
4推定修繕施工者見直し期間区分所有者間

令和4年度 管理業務主任者試験問題

正解:1

それでは、問題を検討していこう。
なお、問題は、2022年4月1日現在施行されている法令等により出題されているが、正解及び解説は2023年10月1日現在施行されている法令等に基づいて執筆する。

②長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメントの必要性

建物等の劣化に対して適時適切に修繕工事等を行うために作成する長期修繕計画は、

①計画期間
②推定修繕工事項目
修繕周期
④推定修繕工事費
⑤収支計画
を含んだもので作成し、これに基づいて
修繕積立金の額
の算出を行います。
長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン及び同コメントは、長期修繕計画の標準的な様式を示し、長期修繕計画を作成・見直しするための基本的な考え方と長期修繕計画標準様式を使用しての作成方法を示すことで、計画の内容及び修繕積立金額の設定等について区分所有者間で合意形成を行いやすくするために作成したものです。

長期修繕計画作成ガイドライン本文

したがって、アには、「修繕周期」、イには、「修繕積立金の額」、ウには、「区分所有者間」が入る。