「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年9月10日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年9月10日実施)【第2問】(46)~(47)

【第2問】 次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選びなさい。(問題文一部修正)

(46) 固定資産のうち、( )は減価償却の対象とされない資産である。
1) 特許権
2) ソフトウエア
3) 土地

(47) 所得税において、ふるさと納税の謝礼として地方公共団体から受ける返礼品に係る
経済的利益は、( )として総合課税の対象となる。
1) 一時所得
2) 配当所得
3) 雑所得

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年9月10日実施)

(46)正解:3) 土地

(47) 正解:1) 一時所得

それでは、各問を検討していこう。
2023年9月実施の問題は、2023年4月1日現在施行されている法令等により出題されているが、正解及び解説は2023年10月1日現在施行されている法令等に基づいて執筆する。

(46)

減価償却とは
建物や車両、備品や機械などの固定資産は、時間の経過とともに価値が減少していく。こうした固定資産は、購入した年に全額を経費としては計上できず、定められた耐用年数で各年分に分割して必要経費として計上する。

なお、土地は減価償却されない

(47)

返礼品は一時所得にあたるため、課税対象に含まれる。

ただし一時所得には最高50万円の特別控除があり、年間で50万円を超えなければ課税されない。