「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)【第2問】(41)~(42)

【第2問】 次の各文章の( )内にあてはまる最も適切な文章、語句、数字またはそれらの組合せを1)~3)のなかから選びなさい。(問題文一部修正)

41) 一般法人、個人、地方公共団体などの通貨保有主体が保有する通貨量の残高を集計
したものを( ① )といい、( ② )が作成・公表している。
1) ① マネーストック ② 財務省
2) ① マネーストック ② 日本銀行
3) ① GDP ② 日本銀行

(42) 追加型株式投資信託を基準価額1万3,000円(1万口当たり)で1万口購入した後、
最初の決算時に1万口当たり400円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額
が1万2,700円(1万口当たり)となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は
( ① )であり、元本払戻金(特別分配金)は( ② )である。
1) ① 0円 ② 400円
2) ① 100円 ② 300円
3) ① 300円 ② 100円

ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級 学科試験(2023年5月28日実施)

それでは、各問を検討していこう。
2023年5月実施の問題は、2022年10月1日現在施行されている法令等により出題されているが、正解及び解説は2023年4月1日現在施行されている法令等に基づいて執筆する。

(41) 2) ① マネーストック ② 日本銀行

マネーストック
民間非金融部門(個人、一般法人、地方公共団体など)が保有する通貨量を示す統計
(政府や金融機関の保有する預金は含まない)

発表機関 日本銀行

発表時期 毎月

(42) 2) ① 100円 ② 300円

基準価額1万3,000円(1万口当たり)で、400円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額
が1万2,700円(1万口当たり)となった場合

その収益分配金のうち、普通分配金は 
1万2,700円 + 400円 =1万3,100円
1万3,100円 ー 1万3,000円 = 100円
元本払戻金(特別分配金)は
400円 ー 100円 = 300円