今回のテーマは、「シャープレシオ」である。

それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2022年度9月実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験 (2022年度9月実施)

ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2022年度9月実施)

正解:3

それでは、問題文を検討していこう。

シャープレシオ とは

リスクをとったことにより、どれだけ効率よく収益を上げられたかをみる指標である。数値が大きいほど効率よく収益を上げられたと評価できる。

シャープレシオ = $\frac{収益率-無リスク資産利子率}{標準偏差(リスク)}$

無リスク資産利子率とは価格変動リスクのない預金の利率などのことである。

ファンドAのシャープレシオを計算すると、

$\frac{4.2%ー1.0%}{4.0%}$ = 0.80

ファンドBのシャープレシオを計算すると、

$\frac{8.8%ー1.0%}{12.0%}$ = 0.65

よって、シャープレシオの大きいファンドAの方が効率的な運用であったと判断できる。

(参考)’22~’23年版 最短合格2級FP技能士(きんざい)