今回のテーマは、「少額短期保険」である。
それでは、「ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)」で出題された過去問にチャレンジしてみよう。
ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)問題11
問題 11
少額短期保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.少額短期保険は、低発生率保険および経過措置を適用している少額短期保険業者が引き受ける保険契約を除き、被保険者1人につき加入できる保険金額の合計額は1,000万円が上限である。
2.少額短期保険の保険期間は、生命保険、傷害疾病保険および損害保険のいずれも1年が上限である。
3.少額短期保険では、保険期間の満了時に満期返戻金を受け取ることができる。
4.少額短期保険業者が取り扱う保険契約は、保障内容に応じて、生命保険契約者保護機構または損害保険契約者保護機構のいずれかの保護の対象となる。
ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級 学科試験(2023年1月22日実施)
それでは、各肢を検討していこう。
なお、法令等は、2022年10月1日現在で施行されているものに基づくものとする。
1 正しい。
被保険者1人につき、保険金額の総額は原則1,000万円である。
2 誤り。
保険期間は、生命保険、医療保険は1年、損害保険は2年。
3 誤り。
掛捨て型である。
4 誤り。
保険契約者保護機構の対象外である。
FP先生
- 少額短期保険業者に支払った保険料は、生命保険料控除や地震保険料控除の対象にならない。
- 少額短期保険(少額短期保険業者)は保険法及び保険業法が適用される。
(参考)’22~’23年版 最短合格2級FP技能士(きんざい)、うかる! FP2級・AFP 王道テキスト 2022-2023年版 単行本(日本経済新聞出版)